地球・環境のテーマでは、低炭素社会への移行が大きな課題である。
地球環境は気候変動がますます価値が大きくなり、エネルギー、資
源の枯渇、新エネルギーへの革命的変革が求められている。近代化
の価値観を常識とする社会から、低炭素型の価値観をもった社会へ
の変換が余儀なくされてくる。
低炭素社会を創るためには、都市の緑化、水景化によって温暖化を緩
和し、造らないことも含めた環境への負荷を低減することを基礎とし
て、建築のゼロカーボン化をはじめ、化石エネルギーから再生可能エ
ネルギーへの転換が必要である。
情報・文化のテーマでは、情報化はさらに進み、都市は神経系を獲得
して地球規模でリアルタイムの情報が手のひらで見ることができるだ
ろう。ものと情報が不可分のものとなり、センシング技術やシミュ
レーション技術によって見える化するだろう。子どもたちの教育も多
様性が保障され、自然共生から学ぶ自然教育の方向に向かうだろう。
メディアの未来も情報が空中を舞うように見られる手段と同時に、変
化しない紙や地域の文化も存続するだろう。情報化が国や都市、団体
相互理解をもたらし、紛争が少なくなることを期待したい。
生命・生活のテーマでは、世界の都市はヨーロッパや日本のような人
工縮減時代に入った都市と、開発途上国では2050年まで人口爆発とし
て増加する都市、そして中国などのように2030年位をピークとして、
人工縮減に変わっていく社会とがある。それぞれテーマは異なるが、
人口縮減の都市は大きく構造が変化し、経済定常化から縮減の社会に
入り、都市のコンパクト化や限界都市、社会的弱者のケアなどの課題
から縮減社会へのライフスタイルの変化が必要となる。
人口増加の都市では水と食糧供給とのバランス、そして環境難民によ
る移住なおの社会問題が大きくなると予想される。生命の課題として
は、温暖化の影響による地域性の移動や、アンチエイジングの課題を
克服するためにも医学のさらなる進歩が期待されている。新陳代謝、
細胞分裂の研究から、繊維化融解技術やアンチエイジング、IPS細胞
によるガン撲滅、HIVウイルスなどの難病の解明などが先進研究の方
向性とされている。